カルチャー・クリエイティヴ=文化的創造性をもつ人間
昨日話題にした、新しい時代を創っていくと期待される「文化的創造性をもつ人間=カルチャー・クリエイティブ」のグループ。
重要な話だと思うので、もうちょっと調べてみましょう。
これは、昨日お伝えした社会学者のポール・レイと心理学者シェリー・アンダーソンによって、13年にわたり10万人を超えるアメリカ人を対象としたアンケート調査や多勢の個別インタビューの結果、他の2つのグループと違う特性をもつ群として抽出され、1998年に命名されました。
「カルチャー・クリエイティブ」は、エコロジーや地球環境、人間関係、平和、社会正義、自己実現そして自己表現に深い関心を寄せ、その名の通り、新しい文化を意欲的に創っていく傾向をもつ人たちです。
ラズロは、『カオス・ポイント』P110~114で、その特徴を以下のように整理しています。
・本とラジオを好み、テレビはあまり見ない
・芸術と文化を愛する
・本物へのこだわりをもち、流行に左右されず、衝動買いをしない
・自己成長への関心が高く、体験型ワークショップ等によく参加する
・自然派志向で、食通。
・新築の家を購入することは少なく、外見をひけらかすことをしない
・自宅で仕事をしたり、友人と一緒に料理をしたりすむことを好む
・プロセス志向で、商品に関しても製造から廃棄までを考慮する
・リーダーシップをもち、人に与えたり癒したりすることを好む
そして最後に(P112)、
「創造的な人々の文化の最も基本的な特徴は、ホーリズムである。自然なホールフード[添加物を一切使わず、不自然な加工も何ら施されていない食物を、余すところなく食べるという考え方で、安全な食物であることが大前提となる]、ホリスティックなヘルスケア、ホリスティックな内的体験、システム全体に関する情報、そして、仕事と遊び、消費と内面の成長のホリスティックなバランスを彼らが求めていることに、この特徴がよく現れている。」
と、述べています。
ラズロは、現在のロゴス文明の次に来る文明をホロス文明と呼んでいますから、まさにその担い手であるわけです。
『カオス・ポイント』(4)で述べた、2つの方向の発展、
拡張的発展=征服(conquest)、植民地化(colonization)、消費(consumption)
集約的発展=結びつき(connection)、コミュニケーション(communication)、意識(consciousness)
のうち、当然、集約的発展の方向に向かって生きているでしょう。
つまり、カルチャー・クリエイティヴ≒ワールドシフタ―といえるでしょう。
先の4月24・25日に行われた "EarthDay2010 WorldShift Forum"の30名余りの登壇者は、ほぼ全員、そうだと思います。
私は、というと、まあ入れていただけるかなあ、と思います。
このブログのタイトルにもつけたように、ホリスティックな思想という意味では先端を走っている自負があります(そういう意味では、ラズロがこれからはホロス文明と書いてくれて、自信を深めてるところがあります)が、実際の生活を振返ってみると、必ずしもホリスティックな実践ができてないところもありますね。反省!
さて、皆さんはいかがでしょうか?
私のセミナーに参加していただいたり接する機会のある方々は、伝統的/近代的/カルチャー・クリエイティヴのどれかに分類するとすれば、おそらく全員この層に属している人たちと思われますので(そうでないと、私がやっていることに興味もたないでしょうから)、多分、全員、そういう傾向の強い方々でしょうね。
ちょっと、自慢になっちゃいましたね。
でも、それくらいの自負がなければ、こんなブログを書いて情報発信はできませんよね。
ただ、このカルチャー・クリエイティヴのワールドシフトにおける問題点は、「その関心はもっぱら自分の個人的な成長に向いて」いる点です。これはこの時期、ともすると利己主義につながります。
今は、個人の解脱を目指すより、社会全体の救済を第一に置く大乗的、菩薩道が必要なときです。
カルチャー・クリエイティヴが一人でも増えるように、大半の人たちがカルチャー・クリエイティヴになる社会が一日も早く実現するように、今はしばし自分自身の生活をゆっくり楽しむのを少しだけでも犠牲にして、世のため人のために、その時間とエネルギーを捧げていただきたいと思います。
追伸:今日で7月が終わります。
このブログ、書きはじめたのは、昨年7月24日でした。
1周年記念を書こうと思っていたのですが、気づかぬうちに過ぎてしまいました。
最近(「拍手」は少ないですが[別に催促してるわけではありません])、お陰さまで、読者数はかなり上昇しているみたいです。お付合いいただき、有難うございます。
現在347作になっていますが、「お知らせ」がありますので、それを除くと実質300作くらいでしょうか。
1作が原稿用紙で6・7枚平均くらいでしょうから、全部で2,000枚、本にすると5冊分くらいの分量になるでしょうか。
大半が、ワールドシフトに関係づけられる内容だと思います。
読者の中から何人かでもワールドシフタ―が登場されたなら、幸いです。
私、このブログ読んで、ワールドシフタ―になった、という方がいたら、コメントでも、yahuvmh@f4.dion.ne.jp 宛て個人メールでも構いませんので、連絡いただければ、嬉しいです。
何はともあれ、この1年間、ブログを書き始めたおかげで忙しさは増しましたが、とても充実していたように思います。
読者の皆様に感謝申し上げるとともに、今後ともお引き立てのほど、よろしくお願い申上げます。
重要な話だと思うので、もうちょっと調べてみましょう。
これは、昨日お伝えした社会学者のポール・レイと心理学者シェリー・アンダーソンによって、13年にわたり10万人を超えるアメリカ人を対象としたアンケート調査や多勢の個別インタビューの結果、他の2つのグループと違う特性をもつ群として抽出され、1998年に命名されました。
「カルチャー・クリエイティブ」は、エコロジーや地球環境、人間関係、平和、社会正義、自己実現そして自己表現に深い関心を寄せ、その名の通り、新しい文化を意欲的に創っていく傾向をもつ人たちです。
ラズロは、『カオス・ポイント』P110~114で、その特徴を以下のように整理しています。
・本とラジオを好み、テレビはあまり見ない
・芸術と文化を愛する
・本物へのこだわりをもち、流行に左右されず、衝動買いをしない
・自己成長への関心が高く、体験型ワークショップ等によく参加する
・自然派志向で、食通。
・新築の家を購入することは少なく、外見をひけらかすことをしない
・自宅で仕事をしたり、友人と一緒に料理をしたりすむことを好む
・プロセス志向で、商品に関しても製造から廃棄までを考慮する
・リーダーシップをもち、人に与えたり癒したりすることを好む
そして最後に(P112)、
「創造的な人々の文化の最も基本的な特徴は、ホーリズムである。自然なホールフード[添加物を一切使わず、不自然な加工も何ら施されていない食物を、余すところなく食べるという考え方で、安全な食物であることが大前提となる]、ホリスティックなヘルスケア、ホリスティックな内的体験、システム全体に関する情報、そして、仕事と遊び、消費と内面の成長のホリスティックなバランスを彼らが求めていることに、この特徴がよく現れている。」
と、述べています。
ラズロは、現在のロゴス文明の次に来る文明をホロス文明と呼んでいますから、まさにその担い手であるわけです。
『カオス・ポイント』(4)で述べた、2つの方向の発展、
拡張的発展=征服(conquest)、植民地化(colonization)、消費(consumption)
集約的発展=結びつき(connection)、コミュニケーション(communication)、意識(consciousness)
のうち、当然、集約的発展の方向に向かって生きているでしょう。
つまり、カルチャー・クリエイティヴ≒ワールドシフタ―といえるでしょう。
先の4月24・25日に行われた "EarthDay2010 WorldShift Forum"の30名余りの登壇者は、ほぼ全員、そうだと思います。
私は、というと、まあ入れていただけるかなあ、と思います。
このブログのタイトルにもつけたように、ホリスティックな思想という意味では先端を走っている自負があります(そういう意味では、ラズロがこれからはホロス文明と書いてくれて、自信を深めてるところがあります)が、実際の生活を振返ってみると、必ずしもホリスティックな実践ができてないところもありますね。反省!
さて、皆さんはいかがでしょうか?
私のセミナーに参加していただいたり接する機会のある方々は、伝統的/近代的/カルチャー・クリエイティヴのどれかに分類するとすれば、おそらく全員この層に属している人たちと思われますので(そうでないと、私がやっていることに興味もたないでしょうから)、多分、全員、そういう傾向の強い方々でしょうね。
ちょっと、自慢になっちゃいましたね。
でも、それくらいの自負がなければ、こんなブログを書いて情報発信はできませんよね。
ただ、このカルチャー・クリエイティヴのワールドシフトにおける問題点は、「その関心はもっぱら自分の個人的な成長に向いて」いる点です。これはこの時期、ともすると利己主義につながります。
今は、個人の解脱を目指すより、社会全体の救済を第一に置く大乗的、菩薩道が必要なときです。
カルチャー・クリエイティヴが一人でも増えるように、大半の人たちがカルチャー・クリエイティヴになる社会が一日も早く実現するように、今はしばし自分自身の生活をゆっくり楽しむのを少しだけでも犠牲にして、世のため人のために、その時間とエネルギーを捧げていただきたいと思います。
追伸:今日で7月が終わります。
このブログ、書きはじめたのは、昨年7月24日でした。
1周年記念を書こうと思っていたのですが、気づかぬうちに過ぎてしまいました。
最近(「拍手」は少ないですが[別に催促してるわけではありません])、お陰さまで、読者数はかなり上昇しているみたいです。お付合いいただき、有難うございます。
現在347作になっていますが、「お知らせ」がありますので、それを除くと実質300作くらいでしょうか。
1作が原稿用紙で6・7枚平均くらいでしょうから、全部で2,000枚、本にすると5冊分くらいの分量になるでしょうか。
大半が、ワールドシフトに関係づけられる内容だと思います。
読者の中から何人かでもワールドシフタ―が登場されたなら、幸いです。
私、このブログ読んで、ワールドシフタ―になった、という方がいたら、コメントでも、yahuvmh@f4.dion.ne.jp 宛て個人メールでも構いませんので、連絡いただければ、嬉しいです。
何はともあれ、この1年間、ブログを書き始めたおかげで忙しさは増しましたが、とても充実していたように思います。
読者の皆様に感謝申し上げるとともに、今後ともお引き立てのほど、よろしくお願い申上げます。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿